インターネット専業大手のソニー銀行は8日から、投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)」のサービスを開始した。

Sony Bank GATEは、個人投資家がベンチャー企業などの新規事業に出資金を提供し、その事業の売上に基づいた分配金を受け取ることができる投資型クラウドファンディングサービスのプラットフォーム。ベンチャー企業や新規事業への投資はこれまでは一部の投資家に限定されがちだったが、Sony Bank GATEを利用することで一般の投資家にも文字どおり門戸(ゲート)が開かれることになる。


Sony Bank GATEでは、新たなライフスタイルや世の中の課題解決に取り組む商品・サービスへの投資をファンド化して取り扱う。事前の審査及びファンド成立後のモニタリングはソニー銀行が行う。投資家はクラウドファンディングサービスのプラットフォームであるSony Bank GATEを通じて、「新規事業の詳細や経営者の思い、ファンド成立後のプロジェクトの進捗状況などを確認したり、応援メッセージを届けることができる」という。



1号案件は「スマートホームIoTデバイスeRemote pro事業化ファンド」。株式会社リンクジャパンが開発中のIoTデバイス 「eRemote pro(イーリモート プロ)」の製造開発費用として、Sony Bank GATEで1,000万円の調達を目指している。

Sony Bank GATEでは目標リターン(1号案件は1.07倍/年利8.013%相当)を設定しているものの、企業の売り上げに応じて配当額が変わることがある。出資額を上回る分配の可能性もあるという事業のアップサイドを投資家が享受できる仕組みとなっている一方で、事業が計画通りに進捗しなかったり、完遂することができなかった場合には無配となる恐れもある。また、1号案件では1回の申し込み4口につき、eRemote proを1台受け取ることができるというう出資特典が付帯している。

ソニー銀行はソニー生命、ソニー損保、ソニー・ライフケアなどから構成される総合金融サービス「ソニーフィナンシャルサービス」の一角。2017年3月末の貸出金残高は1兆5,396億円(前年度比1,954億円増)、預金残高は2兆1,129億円(前年度比1,894億円増)。口座数は124万件(前年度比11万件増)となっている。