新社会人の皆さん、そろそろ社会人生活にも慣れてきた頃でしょうか? 初任給の使い途はもう決まりましたか? 親孝行するも良し、新入社員として最初の一ヶ月を乗り切った自分へのご褒美を買うも良し。
いずれにしても、楽しみな月末ですね。そんな時だからこそ、じっくりとお金について考えてみてはいかがでしょうか。早い時期にお金との付き合い方をマスターしてしまえば、後の人生をきっと豊かなものにしていけるでしょう。
Super Flow ! は投資情報のサイトですから、貯めるだけでなく、ソーシャルレンディングを活用した、ちょっと積極的なお金の増やし方も提案したいと思います。
まずはマネープランのゴールを作ろう
ゴールを設定すること。これが何よりも大切。仕事もマネープランも、ゴールを設定しなければ何も始められません。
1年おきの海外旅行、27歳までに結婚する、あるいは10年以内に独立して起業するなど。まずは当面のゴールをイメージしましょう。そのイメージを現実のものとするためにお金が必要なら、それを貯めることがひとつの目標になります。
お金を貯めるには我慢が必要ですよね。シーズンごとに流行りのファッションを楽しみたいし、最新のMacBookだって欲しい。リフレッシュ休暇はビーチリゾートで過ごしたい。
あれもこれも手に入れたい! −これが現実だと思います。
具体的な目標をイメージできれば、誘惑を吹き飛ばして、お金を貯めたり増やしたりすることができるようになります。自分で設定したゴールへたどり着くため、前向きに努力することができます。
まずは、近い将来のゴールをしっかりとイメージしてみましょう。
給与からの天引きでお金を貯めよう
大きな目標があっても、はじめの一歩は小さなもの。少額でも良いので、決まった額を毎月積み立てていきましょう。このルーティンが後になって大きな力を発揮してくれます。
勤務先に財形貯蓄の制度があるのであれば、給与からの天引きで貯蓄をしましょう。
また、銀行には自動積立というシステムがありますので、こちらを活用するのも良いアイディアです。毎月指定した日に、自動で定期預金へ指定した額を積み立ててくれるのです。
この「天引き」や「自動」というのがポイント。様々な誘惑から大切なお金を守ってくれる強い味方です。
貯めるだけでなく増やすことも考えよう
オートマチックな引き落としを活用して、まずは地道にお金を貯める習慣を身につけましょう。貯蓄に対する自信を深めたら、今度はお金を増やすことについて考えてみましょう。
お金を増やす。そう、投資です。
投資活動において、もっとも強い味方となってくれるもの。それは「時間」。
時間を味方につけられれば、良い投資結果を得られる確率がぐっと高まります。幸いにも新社会人であれば、投資とじっくり向き合える時間がたくさんあります。
なぜ「時間」が投資活動の強い味方になるのか?
「複利効果」という言葉を聞いたことはありますか?
お金がお金を生むという考え方。アインシュタイン博士は複利のことを「人類最大の数学的発見」とか、「宇宙で最強の力」と言ったそうです。
複利パワーの秘密
複利とは預金や運用などで得た利息を受け取らずに、元金に組み入れることを言います。初回の投資収益を、2回目の投資元本として再投資することで、より大きな収益を期待できるのです。
投資の場合で考えてみましょう。
月々の積立額 20,000円を、年利 7%で 20年間運用し続けた場合のおおよその資産額は、約 1,020万円になります。投資した金額の合計は約 480万円です。
下のグラフはこの条件で運用した場合の、毎年の資産の増え方を示したものです。
また、こちらの表は毎月積み立てる自分のお金に対して、運用利息がどのくらい増えていくのかをまとめています。「資産額に占める利息合計の割合」の項目をチェックしてみましょう。年数が経過すればするほど、複利運用のパワーがどんどん増していくのがわかりますよね。
小さな雪玉をコロコロと転がしながら、大きな雪ダルマを作っていく。そんな姿をイメージしてみてください。
複利というのは、利息が利息を生んでいくことによってそのリターンが年数がたつごとにどんどん大きくなっていくというもの。ですので、将来に渡って長く投資できる時間が残されている若い人ほど、長期運用による大きな果実が得られるというわけです。
投資において、若さは最強の武器なのです。
ソーシャルレンディングで長期運用
では、具体的にどんな運用方法があるのか?
いろいろな投資商品がありますが、ここではソーシャルレンディングをお勧めしたいと思います。
お勧めの理由は株、FX、投資信託などと異なり、値動きがないということ。値動きを気にするあまり、仕事が手につかない!! なんてことになったら本末転倒ですからね。
その点、ソーシャルレンディングには値動きがありません。ファンドの中身をよくチェックして、投資したら後は無事に償還されるのを待つだけ。まさに時間を有効に使える資産運用。お金にもしっかり働いてもらいましょう。
詳しい説明は下のリンクに譲りますが、ソーシャルレンディングとはインターネットを介してお金を借りたい企業(または人)と、投資して利益を手に入れたい人を結ぶサービスです。
イギリスやアメリカなどで盛んになり、近年は日本でも盛り上がりつつある新しい投資のカタチ。7%とという運用利回りもまったくの夢物語というわけではないのです。
ちなみにSuper Flow!の編集長は昨年トータルで7.5%という利回りでした。
そして投資ですので、当然リスクはあります。ソーシャルレンディング各社はしっかりとそのリスクについても説明していますので、ウェブサイトをじっくり読み込んでみましょう。もちろん、Super Flow !でもいろいろなことが勉強できますよ。
新社会人にお勧めのソーシャルレンディングサービス
それでは、新社会人のみなさんと相性の良いソーシャルレンディングサービスを見ていきましょう。
まずはmaneo(マネオ)。ソーシャルレンディングの国内ナンバーワン企業。日本で最初にソーシャルレンディング事業を始めた企業でもあります。最低投資額は案件により様々ですが、2万円から投資できるものもあります。最低投資額が5万円とか7万円というようなファンドには、ボーナス月に投資するという作戦もあります。
続いてはクラウドバンク。日本クラウド証券という証券会社が運営するソーシャルレンディングです。証券会社というのは設立にあたって金融庁の厳しい審査をクリアをする必要があります。したがって、厳しい条件を満たした信頼性の高い企業ということができます。
そして、最低投資額は1万円から。少額から積み立てることができ、若い方の長期運用に向いたソーシャルレンディングプラットフォームといえます。
最後にお勧めするのはクラウドクレジット。海外向け投資のファンドを提供している個性的なソーシャルレンディング会社。伊藤忠商事が株主となっており、後ろ盾がしっかりした企業。
新興国や途上国に融資するファンドが中心なので、投資しながら知らず知らずに社会貢献もできてしまいます。
こちらも1万円から投資可能。若いみなさんの強い味方ですね。
少額積み立てがお勧めな理由
1万円から投資できるソーシャルレンディング事業者を中心にお勧めをしましたが、それには理由があります。
なぜなら少額の積み立てを続けると、投資先を自然と小口に分散できるメリットがあるのです。
あるファンドの運用成果が万一マイナスになったとしても、小口に分散された投資資金へのマイナスなので、損失を小さく抑えることができます。損失を小さくしておけば、その後の投資でリカバリーしやすくなるのです。
トータルでプラスになるという考え方。長期運用では多少の損失を織りこみながら、トータルでプラスの成果を出すという考え方が良い結果を生み出します。
まとめ
預金でコツコツとお金を貯めながら、一方でソーシャルレンディング投資でお金を増やしていく。こんな戦略を検討してみてはいかがでしょうか?
給料から毎月4万円を残し、預金に2万円、ソーシャルレンディングに2万円を投資するという作戦。そしてボーナス月は10万円を半分にして預金とソーシャルレンディングに割り振る。
コツコツ預金とソーシャルレンディングでの積み立て投資。10年後、20年後にはきっと大きな果実を収穫することができているはずですよ。