ソーシャルレンディング事業者にとってのIPOを、少しだけ考えてみようと思います。

まずはどのような水準の業績が前提となってくるのか。2016年にIPOを果たした企業の実績(直前決算期連結)を検証してみましょう。

【売上高】   中央値=30〜50億円  最低=10億円未満
【経常利益】  中央値=3〜5億円    最低=1〜2億円
※参考/あずさ監査法人「2016年のIPO動向について

経常利益の最低レンジである1〜2億円は14社あります。ちなみに2015年は赤字が4社、1億円未満が2社ありました。新規上場は全市場の合計で83社。

それでは、ソーシャルレンディング事業者の中でIPOを目指す企業は?

VC(ベンチャーキャピタル)から資金調達をしている事業者はIPOを目指していると考えるのが自然ですよね。

そうなるとmaneo(マネオ)クラウドクレジットに絞られますね。エクイティクラウドファンディングの分類になりますが、クラウドリアルティもVCから資金を調達しています。ただし、サービスが始まったばかり。

maneoクラウドクレジットでIPOに近いのは?

順番からすると、やはり業界最大手のmaneoということになりますでしょうか。

では、maneo財務情報ページで業績をチェックしてみましょう。

■2016年3月期
売上高 14億1200万円
経常利益 3億300万円
当期純利益 1億9500万円

■2016年12月第3四半期までの累計
売上高 16億4000万円
経常利益 2億9100万円
当期純利益 1億9000万円

2016年3月期は黒字。そして先期は第3四半期までで16年3月通期に肉薄する経常利益です。

冒頭でご紹介した昨年の発行会社のイメージは直前期の売上が10億円から50億円程度、経常利益は1億円以上5億円未満といった感じ。maneoの数字はズバリこれらのレンジに入ってきます。17年3月期も順調であれば、2期連続でこのレンジに入ることは確実。

それほど遠くないタイミングでの新規上場。あるかもしれないですねー。直前期までの数字がポイントなので、もしかしたら年内に上場なんてこともそれほど飛躍した見立てではなさそう。maneoがフィンテック銘柄として華々しく上場して、いずれはクラウドクレジッも・・・なんてことになれば、ソーシャルレンディング業界は最高に盛り上がります。ソーシャルレンディングが大衆化する潮目になるかもしれませんね。

maneoが上場する時に注目を集めるかもしれない、いわゆる関連銘柄はやはりLCホールディングス(8938)ということになりますよね。そしてSBIソーシャルレンディングを傘下に持つSBIホールディングス(8473)。

“その時”が楽しみです。

【株主構成】

maneo / 瀧本憲治、GMOクリックホールディングス株式会社、株式会社VOYAGE VENTURES、MICイノベーション4号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合、Spiral Ventures Japan Fund 1号投資事業有限責任組合、アイビス新成長投資事業組合第4号、池田泉州キャピタルニュービジネスファンド4号・5号投資事業有限責任組合、SV-FINTECH1号投資事業有限責任組合

クラウドクレジット / 杉山 智行、伊藤忠商事株式会社、フェムトグロースキャピタル有限責任事業組合、有限責任事業組合フェムト・スタートアップ、マネックスベンチャーズ株式会社、株式会社GCIキャピタル

 

それでは、maneoの投資結果をご報告(年利)。

2017年3月の結果は 6.0% でした。

10万円投資していたとしたら1年で 6,000円

100万円投資していたら1年で 60,000円 の利益が出る計算。

実に安定しています。

maneo(マネオ)の口座開設詳細を見てみる