クラウドクレジット(本社:東京都中央区、代表取締役:杉山 智行)の第5期決算と資本金の減少が公告されました。

第5期 決算公告
当期純利益:▲2億7,319万円
利益剰余金:▲5億6,918万円
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資本金の額は5億283万円の減少。すでに株主総会での決議は終了していて、12月25日に効力が発生するとのこと。

資本金の額を1億円超から1億円以下へ減資すると、その目的として節税が挙げられることがあります。これは税法により定められる大企業から中小企業へのクラスチェンジとなるため、一定の税務メリットを得ることができるからです。しかしながら、クラウドクレジットの場合は1億円を超える資本金額がありますので、節税目的ではなさそうです。

あくまでも一般論ですが、資本金額を減少させるもう一つのメリットとして、累積赤字を補てんすることができます。貸借対照表の資本金と繰越欠損金を相殺することで、それが可能になります。

ただしデメリットもあり、資本金額が減少したり小さかったりすると「会社の信用力が低い」と判断されることが少なからずあります。資本金とは株主から出資された金額を示しているだけのことですから、実際のところは資本金が会社の信用力を計る指標にはなりえません。それにもかかわらず、特に未上場企業の場合は財務状況が見えにくこともあり、資本金の大きさで会社の信用力を判断されてしまうケースが少なくないようです。

(参考)
第4期 決算公告
当期純利益:▲1億4,863万円
利益剰余金:▲2億9,599万円

クラウドクレジットでは財務体質の強化はまだまだこれからといったところのようですが、サービス自体は順調に拡大しています。2014年6月にサービスを開始して以来、この2017年11月に累計出資金額が50億円を突破。直近の10月には単月出資金額が約4.7億円と、過去最高を記録しました。

これまでは高度な金融スキルを持つ人材確保のために積極的な投資を行ってきているようですので、今後はファンドラインナップの充実といった点に人材面での強みがより一層投影されてくるのではないでしょうか。世界の資金需要者と日本の投資家をつなぐ、国内では他に類のないソーシャルレンディングプラットフォームとして、今後の展開に要注目です。

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