2015年のソーシャルレンディング業界は前年を上回るペースでの開業ラッシュ。業界の規模拡大が加速した一年となりました。日本で最初のソーシャルレンディングが始まってから8年目に入ります。




国内2例目となる証券会社によるプラットホーム

2015年も新サービスの開業ラッシュが続きます。まず5月にスマートエクイティが誕生。クラウドバンクに続いて2例目となる証券会社による運営。AIP証券が提供するプラットフォームです。法令によって定められた第一種金融商品取引業者(証券会社)であるということは、厳しいコンプライアンス体制や財務基準をクリアしている証でもあります。スリランカ預金ファンドや社債投資など、個性的なラインナップを供給しています。

maneo(マネオ)が起こした新潮流

7月にLCレンディングがサービスを開始。ジャスダック市場に上場する(株)ロジコム ※現在の商号はLCホールディングス(株) により設立された(株)LCレンディングが事業を行います。ジャスダック上場企業が保有する不動産を担保にしたファンド、投資家の募集はmaneoマーケットが行うという、2つのポイントで大きな話題となりました。10月にはアメリカの不動産市場に投資するガイアファンディングがスタート。LCレンディングと同じようにmaneoのプラットフォームを利用し、投資家はmaneoマーケットによって募集されます。アメリカの不動産が透明性の高いマーケットで取引されていることに着目して立ち上げられたソーシャルレンディング。アメリカに投資できるファンドとしては、AQUSH(アクシュ)のグローバルファンド以来。アメリカ市場に特化したソーシャルレンディングとしては日本初ということになります。海外向け投資に特化したクラウドクレジットでも、アメリカに投資できるファンドは提供していません。

驚異の運用利回り14%を提示したトラストレンディング

11月にはトラストレンディングがサービス開始。1号ファンドの運用利回りが10%。その後すぐに募集された5号ファンドは運用利回り14%。3ヶ月という短期運用かつ、少額の募集ではありましたが、衝撃的な運用利回りとなりました。トラストレンディングは(株)トラストファイナンスが運営するソーシャルレンディングのプラットフォーム。トラストファイナンスは法人向け融資を主な事業ドメインとするノンバンクとして10年以上の実績を持つ企業です。12月にはJ.LENDING(ジェイ・レンディング)が誕生。ジャスダック市場に上場するJALCOホールディングス(株)の子会社である(株)ジャルコが運営しています。アミューズメント産業に精通するジャルコのノウハウを生かしたファンドを提供しています。



まとめ

2015年は5つの新しいソーシャルレンディングサービスが誕生。市場規模は約322億円(※)。前年の約156億円(※)から200%の成長を遂げ、業界全体にとってはまさに飛躍の1年となりました。

(※)株式会社矢野経済研究所調べ