2014年は新たなソーシャルレンディングサービスが一気に3社加わります。maneo(マネオ)、AQUSH(アクシュ)、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクと合わせて7社が業界にラインナップされました。




国内初・海外向け投資に特化したプラットホーム

まず7月に登場したのがクラウドクレジット。日本で初めての海外向け投資に特化した事業者です。ペルー、スペイン、フィンランド、エストニアなど、一般的な日本人からすると経済的に馴染みの薄い国の個人へ貸し付ける投資スキームを確立。国内不動産を担保にしたファンドが中心のソーシャルレンディング事業者が多い中で、個性的なビジネスを展開しています。日本の個人投資家からの資金を届けることで、グローバルな資金需要者の活動を後押しすることができるという社会貢献的な側面を持つことも特長です。

不動産のエキスパート集団が事業を立ち上げ

続いて9月にはOwnersBook(オーナーズブック)がサービスを開始。OwnersBookは不動産特化型のクラウドファンディングサービス。1万円という少額から個人での不動産投資を実行することができます。J-REIT等とは異なり、投資家自身がその不動産のオーナー(または債権者)としての地位を得ることができるのが特長です。OwnersBookの運営企業はゴールドマンサックス・グループ出身者らで立ち上げられたロードスターキャピタル(株)。不動産の自己運用・仲介・コンサルティングなどを手掛ける、不動産のエキスパート集団です。

10%を超える高利回りで人気となったラッキーバンク

12月にサービスを開始したラッキーバンクは利回り10%の案件をいきなりリリースして大きな話題に。業界全体に前例のない「高利回り」という大きなインパクトを与えました。現在でも10%台の案件を供給しており、案件によっては募集開始とともに枠が埋まってしまうほどの人気を集めています。OwnersBookと同様に、不動産に特化したソーシャルレンディングサービスとなっており、都心の不動産を担保とした案件を中心に、数多くの投資ファンドを手掛けています。



まとめ

新しいサービスが一気に3つも参入した2014年。矢野経済研究所によるとこの年のソーシャルレンディング市場規模は156億円と推計され、着実にその規模を拡大した1年となりました。海外向け案件に特化したクラウドクレジットの登場など、投資対象がさらに幅広くなったことから、投資家にとってはソーシャルレンディングにおける選択肢が一気に広がった一年となりました。